


今回はこのような疑問を解決するための本をご紹介します。
こんな方におすすめ
- 最近働き過ぎている方
- 仕事の質を上げたい方
- 仕事のやり方を変えたい人
本記事の信頼性
社会人になってビジネス書を50冊以上読んできた私自身が、エッセンス思考を詳しくご紹介できます。
最近仕事が忙しくて疲れているな、なんとか仕事を減らすことはできないかな、などと考える方もいるかと思います。今回はそんな方にピッタリの「エッセンシャル思考」について詳しくご紹介していきます。
本記事を読むことで「エッセンシャル思考」を読むきっかけになると思いますので、是非参考にしてみてください。
それでは早速始めていきます。
エッセンシャル思考の概要

著者のプロフィール
まず、エッセンシャル思考の著者であるグレッグ・マキューンさんのプロフィールをご紹介します。
著者のプロフィール
エッセンシャル思考の著者はシリコンバレーのコンサルティング会社THIS In.のCEOであり、有名企業(Apple, Google, Facebook)へ多数のアドバイスをしている方です。
エッセンシャル思考を読んでわかること
結論、本書は「少ない労力で最大の成果を出すための本」です。
少ない労力でより良い成果を出すにはどうするか、という究極の問題を解くためのカギとなる本。仕事を断るのが苦手な人や、働きすぎて疲れている人は絶対に読むべきだ。
推薦の言葉として、『Give&TAKE「与える人」こそ成功する時代』の著者のアダム・グラントさんがこのような言葉を残しています。
エッセンシャル思考を読むことによって、非エッセンシャル思考とエッセンシャル思考の違いを学ぶことができます。
そしてエッセンシャル思考を実践していくことによって人生を豊かにすることができるようになります。
まとめると以下のことがわかります。
✔エッセンシャル思考を読んでわかること
●仕事の質を上げることができる
●仕事の量を減らすことができる
●仕事のやり方を変えられる
エッセンシャル思考の書評まとめ

✔エッセンシャル思考の書評まとめ
●人間に与えられている時間とエネルギーは有限なので、何を学び、何を捨てるのかを考えることが大事。
●時間をかけて選択肢を見極め、熟考する。
●依頼されたことを何でもやるのではなく断ることも大切
●しくみ化の技術を身につける
上記のような感じです。
エッセンシャル思考を実践していくことによって、仕事量の多さから解消され、自分の本当にやりたい・やるべきことにリソースを集中することができるようになります。
自分の時間・エネルギーをどこに集中させるのかを明確にすることは非常に大切であると感じました。
あれもこれもと、自分のリソース(時間・集中力・資金)を割いていたらその分成長が遅くなってしまいます。何を「選択」し、何に「力を注ぐのか」を熟考することが大切です。
エッセンシャル思考の要約まとめ

それではエッセンシャル思考の要約まとめを紹介していきます。
本書は全4PART、21章から構成されます。PART1では「エッセンシャル思考とは何か」として、エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の違いについて詳細に紹介しています。
PART2は「見極める技術」として、自分の周りにある雑多な情報から本質をつかむために必要な思考法を紹介しています。
PART3は「捨てる技術」として身の回りにある雑多な情報を切り捨て、本質だけを抽出する方法を紹介しています。
最後のPART4では「しくみ化の技術」として、エッセンシャル思考を実現するための方法・考え方を紹介しています。
どの章も非常にためになりますが、その中でも特に私が共感したこと、痛感したことを要約まとめとしてご紹介します。
✔エッセンシャル思考の要約まとめ
●本当に重要なことを見極めるために必要なことは5つ
●考えるための時間を作る
●情報をフィルタリングする
●十分な睡眠が脳の機能を高める
●90点以ルールを取り入れる
●最悪の事態を想定し、バッファを設ける
本当に重要なことを見極めるために必要なことは5つ
本当に重要なことを見極めるために必要なこと5つとは、じっくり考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、何を選ぶかという厳密な基準の5つです。非エッセンシャル思考の人はこれら5つをないがしろにする一方、エッセンシャル思考の人はこれを大切にします。
エッセンシャル思考の人は、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わしじっくりと考える。そうすることで初めて本当に重要なものを見極めることが可能になるのだ。
考えるための時間を作る
考えるための時間を確保することも重要です。
非エッセンシャル思考の人は、とにかく目の前のことに反応する。聞いたばかりのチャンスに飛びつき、読んだばかりのメールに返信する。だがエッセンシャル思考の人は、すぐに飛びついたりしない。調査と検討にたっぷり時間をかけることを選ぶ。
著名な成功者の方は思考する時間を設け、積極的に情報をインプットし、調査・検討するそうです。
情報をフィルタリングする
日々出会う情報はあまりに膨大で、とてもすべてを調べることはできない。吟味すべき情報を見分けるためには、どんどん飛び込んでくる情報や選択肢をフィルタリングするしくみが必要だ。
日常的に外部から数多の情報が入ってくる中で、重要な情報を見分ける方法として、本書では「ジャーナリストの目を手に入れる」ことが重要であると述べています。
ジャーナリストの目を手に入れる方法として4STEPを紹介しています。そのSTEPはSTEP1「日記をつける」、STEP2「現場を見る」、STEP3「普通を知り、逸脱を探す」、STEP4「問題を明確にする」の4つです。
STEP1:日記をつける
人は学んだことを片っ端から忘れていくので、脳のバックアップ装置を作るという意味で、日記を推奨しています。私自身、日記の書き方を紹介していますので、良ければご覧ください。
日記を書くメリットと書き方を紹介【日々を綴ることで人生が豊かになる】
STEP2:現場を見る
一次情報を手に入れることとで、問題の本質を見抜くことができるということです。一次情報というのは、自分の目で直接見たり聞いたりした情報のことです。
STEP3:普通を知り、逸脱を探す
これは「一見すると普通に見えるものを別の視点で見ることで、普通ではない部分をみつける」ということです。そうすることで物事に隠された重要な情報を手に入れることができるというのです。
STEP4:問題を明確にする
何か問題を解決したいときに、勢いに任せて進めるのではなく、必要な情報を集めて明確な答えを出すことが重要であるということです。
十分な睡眠が脳の機能を高める
エッセンシャル思考では睡眠が非常に大切であると述べています。エッセンシャル思考の人は、睡眠を武器だと考え、どんなに忙しくても睡眠時間を確保しているそうです。
Amazon創業者のジェフ・ベゾスは睡眠の効果について「注意力が高まり、思考が明晰になります。8時間眠った日は、ずっと調子がいいですね」と語っています。
もちろん人によって適正な睡眠時間は異なります。自分が活発に活動できる睡眠時間を把握しそれを常に確保することが大切です。
私たちの最大の資産は、自分自身だ。自分への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、価値を生み出すための元手がなくなってしまう。自分という資産を守らなければ、世の中のために働くこともできないのだ。
90点ルールを取り入れる
これは仕事を減らすための方法として「基準を厳しくすること」を紹介しています。
最重要事項をひとつ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし990点未満の点数は、すべて0点と同じ。不合格だ。こうすれば、60~70点くらいの中途半端な選択肢に悩まされずにすむ。
実際問題として、人から依頼された仕事に対して90点未満の仕事を全て断っていくというのは難しいと思います。なので最初は基準を緩めに設定し、徐々に厳しくしていくのが良いのかなと思います。
最悪の事態を想定し、バッファを設ける
バッファとは「緩衝」という意味で、2つのものがぶつからないようにするためのものです。
バッファをとっておくことで周囲との衝突を減らしトラブルを防ぐことができます。
エッセンシャル思考の人は以下のように考えています。
思わぬことは起こるものだと知っているから、あらかじめ何かが起こることを想定して予定を立てる。万が一に備えてバッファをとり、予定外のことがあってもペースを取り戻せるようにしておくのだ。
特に私自身が共感したことは「見積りは1.5倍で考える」という思考です。実際に立てた計画よりも1.5倍ほどかかることが多いので、事前にバッファを設けて仕事をしていこうと思います。
エッセンシャル思考を読んで学んだこと

✔エッセンシャル思考を読んで学べること
●「より少なく、しかし良く」という考え方
●方法を取捨選択していく方法
「より少なく、しかし良く」という考え方
沢山の仕事を多くこなそう、と考えるのではなく、いかに仕事を減らしていくか、と考えることが重要であるというのは目からうろこの発想でした。
情報を取捨選択していく方法
自分にとって重要な情報だけを手に入れる方法を学べたことが良かったです。
まとめ
いかがだったでしょうか?エッセンシャル思考に少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです。