Metaverse

メタバースとは何か?【初心者にわかりやすく解説】

2022年8月23日

 
メタバースという言葉は最近よく耳にしますが、実際どういうものなんでしょうか?

本記事ではこんなお悩みを解決します。

✔本記事の内容
①メタバースについて概要をわかりやすく解説
②メタバースと似た言葉の「VR」や「3DCG」との違い
③身近なメタバース世界をご紹介
④メタバースのメリット・デメリットとは

今回はメタバースの概要について具体的にわかりやすく解説します。

本記事を読むことでメタバースの概要を一通り知ることができますよ!

メタバースに興味がある方・興味はないけど教養として知っておきたい方は是非参考にしてくださいね。

目次

それでは早速始めていきましょう。

メタバースとは何か?

メタバースとは、簡単に言えば「インターネットを介して利用する仮想空間」を意味します。

元々は、「Meta」+「Verse」の合成語で高次元・超越を意味するギリシア語の「Meta(メタ)」と宇宙・世界を意味する「Universe(ユニバース)」を組み合わせた言葉です。

2020年のメタバースの世界市場規模は約6兆4500万円でしたが、2028年には95兆円になると予想されているくらい拡大している業界です。

メタバースが登場したのはいつ?

「メタバース」という言葉が最初に登場したのは1992年に発表されたニール・スティーブンソン氏のSF小説「スノー・クラッシュ」です。

このSF小説の舞台は連邦政府が機能しなくなった近未来のアメリカです。

主人公はフリーランスのハッカーであり、高速ピザ配達人という仕事をしており、仮想世界では世界最高の剣士という設定の小説です。

まだPCが普及していなかった時代に「メタバース」という言葉が登場していることが驚きですよね。

この小説はGoogle創業者のラリー・ペイジセルゲイ・ブリン、VRデバイスを開発している企業Oculus創業者のパルマ―・ラッキーなどが影響を受けたと語っています。

メタバース世界を描いた作品・ゲーム

メタバース世界を描いた作品として有名なものを4つご紹介します。

あなたも読んだり・観たりしたことがある作品もあるのではないでしょうか?

・マトリックス(1999年~)
・ソードアート・オンライン(2009年~)
・サマーウォーズ(2009年)
・竜とそばかすの姫(2021年)

1つずつ簡単に紹介していきます。

また、これから紹介する作品はAmazonPrime会員であれば、Primevideoを無料で視聴できます。興味がある方は一度観てみるとメタバース世界がどういったものか知ることができますよ。

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マトリックス(1999年~)

主人公は凄腕のハッカーとして暗躍しているが、ある時この世界が仮想空間であり、現実世界では人間の肉体は生まれたときからマシンに接続されていることを知ります。

主人公はマシンにとらわれた人々を解放するために戦いに身を投じていく、というストーリーです。

ソードアート・オンライン(略称:SAO,2009年~)

2022年、世界初のフルダイブ型のVRMMORPG「ソードアートオンライン」が正式リリースされます。

主人公含め、1万人のプレーヤーは初のフルダイブ型の仮想世界を謳歌していました。ところが、突然ゲーム開発者が現れ、ゲームをクリアするまでログイン不可、ゲーム内で死んだら現実世界でも肉体が死ぬという事を言い渡されます。

このように突然始めったデスゲームに主人公が巻き込まれていく、というストーリーです。

個人的にこの作品は非常に好きでアニメ・映画・小説を全て見ています。

とても面白い作品なので、「仮想世界ってどんな感じなの?」という方には是非おすすめです。

VRMMORPG:VR(Virtual Reality,仮想世界)を利用した大規模多人数同時参加型オンラインRPGの略。
(MMO:Massively Multiplayer Onlineの略)

サマーウォーズ(2009年)

サマーウォーズは細田守監督のアニメーション映画で夏の風物詩として非常に有名ですよね。

インターネット上の仮想世界OZが普及した時代、世界の10億人が利用しており、その世界では自分のアバター(分身)を使って日常生活に必要な買い物や公共料金支払いができる世界が舞台です。

竜とそばかすの姫(2021年)

竜とそばかすの姫サマーウォーズと同様に細田守監督によるアニメーション映画です。

インターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加した田舎に住んでいる普通の女子高校生は現実世界ではうたうことができないが、仮想世界では歌うことができた。

そんな主人公が、仮想世界で歌姫として人気者になっていく、というストーリーです。

このようにメタバース世界を題材にした作品は意外と身近にあることがわかります。

メタバース関連のゲーム

メタバース関連のゲームを人気を博しています。代表的なものを以下にまとめました。

メタバース関連のゲーム

  • フォートナイト
  • マインクラフト
  • あつまれ どうぶつの森

これらのゲームは、ゲームの世界に多人数が集まりコミュニケーションをとることができます。

任天堂の人気ゲームである「あつまれ どうぶつの森」ではゲーム内で多人数で集まり、自由に遊ぶことができます。

また、アメリカのゲーム会社であるEpic Gamesが提供する「フォートナイト」は、全世界に3億5000万人以上のユーザーを有する世界最大のオンラインゲームです。

プレーヤー同士で戦うバトルロイヤルモードやフォートナイト世界にオリジナルの空間を作ることができるクリエイティブモードがあり、自由に街を作ったり、オリジナルゲームを制作して遊ぶことができます。このオリジナル空間を利用し、アーティストのライブが開催されています。

メタバースの7つの条件

ここまで、「メタバース世界を描いた作品」「メタバース関連のゲーム」を紹介してきました。

しかし、実は「メタバースとはこういうものだ!」という明確な定義はありません。

明確な定義はありませんが、アメリカの投資家マシュー・ボール氏はメタバースについて以下の7つの条件を示しているので紹介します。

提唱する方によって条件が異なるので、「これが正解」というものはありません。

①永続的に存在する
②リアルタイム性
③同時参加人数に制限がない
④経済性
⑤実社会との垣根がない
⑥相互運用性
⑦幅広い企業・個人への貢献

①永続的に存在する

メタバースの世界は現実世界と同様に常に時が流れており、「一時停止」「リセット」「終了」などがなく無制限に時が流れます。

例えば、自分がPCの電源を落としても世界は常に存在し続ける、といった感じです。

②リアルタイム性

メタバースはリアルタイムに他者と体験を共有することができます。

この「リアルタイム」というのがポイントです。TwitterやInstagramは体験をリアルタイムで共有することができません。

なので現状ではメタバースではないということになります。

③同時参加人数に制限がない

現実では物理的に同時参加人数には限界があるため、メタバースには同時参加人数に制限がないことが求められます。

④経済性

文明が発展するためには価値の交換ができることが必要です。

メタバースも同様で、メタバース世界が持続的に発展していくためには価値の交換ができることが求められます。

デジタル空間でモノを売買・保有をしたり、仕事をして生活をいつ舐めるようになることがメタバース世界の究極的な目標です。

⑤実社会との垣根がない

メタバース世界で全てが完結するのではなく、実社会とシームレスに繋がることが理想と言われています。

⑥相互運用性

”相互運用性がある”とは、例えばAというゲームで使っているアバターをBという別ゲームで同じように使えるような状態を指します。

現在はフォートナイトのアバターは同ゲーム内でしか使用できず、別ゲームにもっと行くことはできません。

今後は、アバターやアイテムをプラットフォーム間で自由に利用できることが求められます。

⑦幅広い企業・個人への貢献

7つ目は沢山の企業と沢山の個人がメタバースに関わっていくことでメタバース世界が形成されるということ意味します。

VR?3D CG?メタバース?【メタバース=VRではない】

メタバースと一緒に登場する言葉として「VR」や「3D CG」があります。

これらは似てるようで全く異なる意味ですのでここでそれぞれの用語の意味をまとめます。

VR(Virtuak Reality)=仮想現実

VRとはVirtual Realoty(仮想現実)の略であり、業界やメディアで使われる場合、ゴーグル型の端末やそのゴーグルを装着してみることができる3次元のバーチャル空間を指すときに使われます。

基本的にゴーグルを被って「没入」するかどうかがポイントで、コンテンツの視聴のみならずバーチャル空間を歩き回ったり、その空間に自分が存在するかのような感覚を味わえる「体験」とセットになります。

3D CG(スリーディーシージー)

3DCGは3D(3次元)とCG(Computer Graphics)を掛け合わせた造語であり、コンピュータ上で3次元のコンテンツを描写する「技術」そのものを指すことが多いです。

3DCG技術はVRゴーグルや体験型コンテンツだけでなく、ドラマ・映画にもその技術は利用されています。

メタバース

VRと3DCGの中間の意味で今後は使われていくだろうというのが「世界2.0」著者の佐藤航陽氏と述べています。

つまり、3DCGのように奥行きがある3次元データでああるが、出力される画面は2次元でも3次元でもよいバーチャル空間という意味で使われていくだろうということです。

実際に、メタバースと呼ばれているゲームである「フォートナイト」「マインクラフト」等は、スマホ・PC・ゲーム機で使われており、VR端末は必須ではないからですね。

補足|VR,MR,ARの違い

VRに似た言葉で「MR」「AR」という言葉があります。

それぞれの意味についてまとめます。

VR:Virtual Reality(仮想現実)の略。360度の視界を覆うことで、現実世界のように仮想空間を体験できる技術

MR:Mixed Reality(複合現実)の略。現実世界の情報をデバイスで認識させることで、現実世界にデジタル情報を重ね合わせる技術

AR:Augmented Reality(拡張現実)の略。現実世界にデジタル情報を付加する技術(ポケモンGOなど)

デジタル世界への没入感はVR>MR>ARとなります。

メタバースとブロックチェーンの親和性

メタバース世界で「独自の経済圏を持った世界」を確立しようと思った時、その実現にはブロックチェーン技術が適しています。

そして、ブロックチェーン技術を基盤として生まれた「仮想通貨」や「NFT(非代替性トークン)」といったテクノロジーが利用されます。

ここでは簡単に「ブロックチェーン技術」「NFT(非代替性トークン)」について簡単に解説します。

ブロックチェーン技術

ブロックチェーンは「分散型台帳技術」との呼ばれ、「AさんがBさんに1BTC(ビットコインの単位)送金した」「BさんがCさんに0.5BTC送金した」といった取引情報を全て記録し、不正がないかを管理する仕組みです。

取引情報を1つのブロックとして記録し、それが鎖のように繋がっていくため「ブロックチェーン」と呼ばれています。

ブロックチェーン技術によって、個人が持っている暗号資産やデジタルアセット(資産)に対して不正な改ざんができないようになります。

ブロックチェーンについて詳しく知りたい方は以下の書籍がオススメですよ。

NFT(非代替性トークン)

NFT(Non Fungible Token)は「非代替性トークン」と呼ばれ、「デジタルデータそれぞれの固有のアドレス」を付与することで、固有の価値を担保する技術です。

NFTを利用することによって、バーチャル上にある土地・デジタル資産の取引履歴を明確化できるようになるので、「その所有者が自分である」ということを証明しやすくなります。

ブロックチェーン技術により、過去の取引履歴も全て残るため、2次流通が活発になるメリットもあります。

メタバースのメリット

メタバースのメリットを解説します。

メタバースのメリットは以下の通りです。

・場所や人数に物理的な制限がない
・非現実・非日常的な体験ができる
・他者とリアルタイムで気軽に交流できる

1つずつ解説していきます。

場所や人数に物理的な制限がない

メタバース上では場所や人数の制限がなく、1つのバーチャル空間に集まることができます。

現実世界であれば物理的な制限があるため、メタバースの大きなメリットです。

非現実的・非日常的な体験ができる

メタバースではアーティストのライブやゲームなどの非現実な体験をすることができます。

それも自宅に居ながらにしてライブに参加ししたりできる点がメタバースの強みと言えます。

他者とリアルタイムで気軽に交流できる

メタバース上では、世界の遠く離れた人達との気軽に交流することができます。

一緒のライブに参加し、一緒に盛り上げることもできますし、チャットをすることもできますよ。

メタバースのデメリット

続いてメタバースのデメリットについても解説します。

・依存性がある
・現実世界でのコミュニケーションが希薄になる
・ウォレットのセキュリティの脆弱性
・法が未整備

1つずつ解説していきます。

依存性がある

没入感が高いメタバースなため、発達途中のこども等は特にゲームへの依存性が高いことが懸念されます。

現実世界でのコミュニケーションが希薄になる

メタバース世界に没入することによる弊害として、現実世界のコミュニケーションが希薄になることに懸念している方もいます。

ウォレットのセキュリティの脆弱性

メタバース世界ではNFTを購入したりするためにはウォレットと呼ばれる仮想通貨を入れておく財布を用意する必要があります。

しかし過去にそのウォレットがハッキングされる事件が発生していることも事実であり、ハッキングに対するリスクがあります。

法が未整備

メタバース、その基盤となるブロックチェーン、仮想通貨、NFTといった技術はまだ発展途上であり、法整備が遅れていることがデメリットとして挙げられます。

まとめ

本記事ではメタバースの概要を紹介してきました。

メタバースは実は身近にあり、今後さらに発展していく分野ですし、夢が広がりますよね。

本記事をきっかけにメタバースについて興味を持っていただけたら幸いです。

最後に本記事執筆にあたり、参考にした書籍を紹介します。

参考文献①|60分でわかる!メタバース超入門

メタバースの基礎からビジネスへの応用まで幅広く書かれている書籍です。

図が多く用いられており、初心者でも楽しみながらまなぶことができます。

「とりあえずメタバースについて知りたい!」という初心者におすすめの1冊です。

参考文献②|メタバース さよならアトムの時代

メタバースプラットフォーム「Cluster(クラスター)」を運営するクラスター株式会社CEOが執筆している本書は、メタバース分野の現在の状況がよりよくわかります。

メタバース界隈の現在地点と将来を詳しく知りたい方にはおすすめです。とても面白いです。

参考文献③|世界2.0 メタバースの歩き方と創り方

メタバースの基礎からVR,Web3.0、宇宙開発に至るまでわかりやすく書かれています。

メタバースの現状から将来の姿までかかれており、最後まで楽しく読めました。

  • この記事を書いた人

IKE(池)

IKE Blogを運営しています。【経歴】大学院修了⇒会社員(メーカー勤務)⇒IKE BLOG開設/ 当ブログでは仮想通貨、オーディオブックに関する情報をメインに発信しています。読者の皆さまのためになる記事の執筆をしていけるよう精進していきます。

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