●どうやったら目標が達成できますか?
今回はこのような悩みを解決していきます。
目標を達成したいけれど、いつも途中で挫折してしまう方がいらっしゃるかと思います。
今回はそういった方向けに、目標達成率を大幅に向上する方法である『If then planning(イフ ゼン プランニング)』と呼ばれる方法をお伝えします。
この方法を使うことによって、これまで達成できなかった目標を達成できるようになります。
こんな方におすすめ
- 三日坊主になってしまう方
- 目標を達成したい方
- If then planningについて知りたい方
本記事を読むことで、目標達成率を大幅に向上する方法を知ることができます。是非最後まで読んでいただき、目標達成のコツを実践してみてください。
それでは早速始めます。
目標達成率を上げる方法【If Then Planningを活用する】
目標達成率を大幅に上げるための方法である【If then planning】についてご紹介します。この方法を使うことによって、これまで目標を達成できなかった人も簡単にできるようになります。
If then planningの概要
If then planningの提唱者は、コロンビアビジネススクールのモチベーションサイエンスセンターの副所長・Heidi Grant教授です。この方の著書『Nine Things Successful People Do Differently』で『If then plannig』を提唱しました。これは目標達成のための手法です。
If then plannigは『もし~Xしたら、~Yする』というものです。
例えば、こんな感じです。
●朝起きたら、歯を磨く
●家に帰ったらすぐに、お風呂に入る
●夜10時になったら、机について本を読む
●歯磨きを終えたら、日記を書く
●夜11時になったら布団に入る
●布団に入ったら本を読む
上記のような感じです。このように『もし~Xしたら、~Yする』を決めておきます。そうすることで、Xというトリガーによって自動的にYという行動ができるようになります。
If then plannigのメリット
If then planningのメリットは以下の3つです。
●先延ばしを防止できる
●望ましくない行動を抑制できる
●目標達成に悪影響を及ぼす感情・思考を排除できる
If then planningを使うことで、『条件』と『行動』を結びつけることができます。
つまりXという『条件』が与えられたときにYという『行動』をとる、というのが一連の流れになります。
このように『条件X』と『行動Y』が結びつくことで、先延ばしや他の誘惑の影響を受けることなく実行することができます。
さらに、『条件X』というトリガーさえあれば、『行動Y』ができるようになるので、やる気に左右されることなくも目標に向けて行動することができるようになります。
If then planningの効果
このIf then planningの効果は様々な調査を通して実証されています。ある調査結果によると、If then Planningを使うことで、達成が難しい目標において成功可能性が3倍にもなると結論付けられています。他にもこのような例があります。
●レポート課題への取組み:2.3倍
●運動習慣の確立:2.5倍
●乳がん検診の受診率:2倍
このようにIf then planningの効果が非常に高いことがわかると思います。
If then planningの作り方
If then planningを作成する際のポイントは全部で4つです。その4つのポイントを以下に示します。
●ポイント①:具体的に目標設定する
●ポイント②:時間と場所を明確にする
●ポイント③:目標達成するための障害を明らかにする
●ポイント④:紙に書きだす
1つずつ説明していきます。
ポイント①:できるだけ具体的に目標設定する
まず、できるだけ具体的に目標設定します。例えばこんな感じです。
×お風呂から出たら、腕立てをする
〇お風呂から出たら、腕立てを30回する
×11時になったら、勉強する
〇11時になったら、英単語を20個覚える
例ですが、こんな感じです。数値を入れて具体的に明示します。
もちろん、筋トレや勉強以外にも使えます。
×イライラしたら、深呼吸する
〇イライラしたら、深呼吸を3回する
このように、If then planningは様々なことに利用することができます。
ポイント②:時間と場所と状況を明確にする
これも上記と同様、具体的にすることが重要です。
〇23時になったら、布団に入る
〇20時になったら5kmランニングする
〇自宅に帰ったら、1記事を書く
〇イライラしたら、深呼吸を3回する
こんな感じです。時間、場所、状況を入れ込みルールを作っていきます。
ポイント③:目標達成の障害を明らかにしておく
目標を達成するための障害になることを明らかにします。例えば、『10kg痩せる』という目標を設定したとします。その場合、その目標を達成するための障害を洗い出します。
●友人に飲み会に誘われる
●ランニングしようとしてもサボってします
●アイスを食べてしまう
洗い出したら、これら障害を排除するように、If then planningを作っていきます。
●友人に飲みに誘われたら、断る
●毎週月・水・金は20時になったらランニングする
●アイスが食べたくなったら、ガムを食べる
事前にそうなったときにどうするか、をIf then planningを使って考えておくと良いです。
ポイント④:紙に書きだす
紙に書くことで、目標達成率は大幅に向上します。If then planning を作ったらそれを紙に書きだしておきます。
また、If then planningは定期的にブラッシュアップしていくことが効果的なので、数日に1回更新していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は『目標達成率を上げる方法:If then planning』をご紹介しました。是非目標を達成するために利用してみてください。
If then planning についてより詳しく知りたい方は「やり抜く人の9つの習慣」という本を読んでみてください。
1時間~2時間程度で簡単に読めますし、非常にためになりますよ。