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PDCAよりも現代向きなPDRとは何か【PDCAよりも効果的?】

2021年3月18日

 
最近よく『PDR』という言葉を聞くけど、一体何なんだろう?
PDCAサイクルとは何が違うの?

今回はこういった疑問にお答えします。

こんな方におすすめ

  • PDR法について知りたい方
  • PDCAサイクルとの違いを知りたい方

このような方に向けて記事を書きます。

PDRとは何か?

PDR法はハーバードビジネススクールのリンダ・ヒルさんが提唱した理論です。以下の3つの単語の頭文字をつなげたものとなります。

・P:Prepare (準備する)
・D:Do (実行する)
・R:Review (検証)

上記サイクルを回していくのがPDR法です。つまり、準備をし(Prepare)、それをもとに実行し(Do)、その後、検証する(Review)ということです。

PDCAが4ステップで構成されているのに対し、PDR法は3ステップで構成されているので、より効率的にサイクルを回すことができるのが強みです。

PDCAサイクルについて知りたい方はPDCAサイクルとは何か?【日常生活でも使える】をご覧ください。

PDR法はPDCAサイクルよりも効率的

PDR法はPDCAサイクルよりも効率的です。その理由をご説明します。

PDCAサイクルは『変化の速さ』についていけない

PDCAサイクルは非常に良くできた理論です。日本において1950年代から今日まで製造業を中心に、サービス業やIT業界などにも広く使われてきました。

そんなPDCAサイクルの致命的な欠点は『スピードが遅い』ということです。

PDCAサイクルはPlan(計画)→Do(実行)→Cheak(評価)→Act(改善)の4つのステップを回すことで成り立ちます。

もともとPDCAサイクルは半年~1年という長いスパンで製品を製造し続ける製造業が業務効率化を図っていくことを目的として採用しました。製造業にとってこのPDCAサイクルは非常に威力を発揮します。

例えば、自動車メーカーは10年以上同じ部品を供給しなければなりません。なので1年目で課題を抽出し、その改善策を翌年に活かす。また翌年さらに業務を改善するというように、徐々に業務効率化を図ることができたのです。これは『10年間は同じ製品を作ることができる』という安定が確約された世界だからこそできたことです。

しかしながら、現代は『変化が激しい時代』です。特にIT業界は他の業界よりも変化が激しいため、最初に計画を立ててもその通りに進まないことがよくあります。10年後も同じ製品を作っているというのは考えにくいですよね。

VUCAの時代だからこそスピーディに進めることが求められる

ビジネスの世界では、現代を『VUCAの時代』と呼びます。

VUCAとは、『ビジネス環境や市場、組織や個人などのあらゆる環境が急速に変化し、将来予測が困難になっている状況のこと』を意味します。

VUCAは4つの英単語の頭文字をつなげたものです。

・V:Volatility (変動制)
・U:Uncertainty (不確実性)
・C:Complexity (複雑性)
・A:Ambiguity (曖昧性)

上記4つの頭文字です。

現代は本当に変化が激しいですよね。スマホやSNSが急速に発達し、5G通信が始まり、AIや自動運転技術が発展し、、、。1年後、3年後、5年後、、、10年後どうなっているかなんて誰も予測できませんよね。これが『VUCAの時代』です。

変化についていくためにスピードを意識したPDR法

変化が激しい現代だからこそ、『思い立ったら即行動』が大切です。

PDR法はまず①準備をし、②行動し、その結果を③検証するいうステップで進みます。

PDCAとの大きな違いを端的に言えば、『計画段階が短い』ということです。

PDCAは計画段階に重きを置いていたのに対して、PDR法は得られた結果から次へつなげます。

PDR法の3ステップ

では、PDR法の3ステップを1つずつ説明していきます。

ステップ①P:Prepare(準備する)

まず、準備をしましょう。例えば、『ブログを始める』と決めたら、その準備を始めます。①ドメイン取得、②サーバーレンタル、③Wordpressでブログ開設といった感じです。とりあえず準備をしましょう。細かい計画は後回しです。

ステップ②D:Do(実行する)

準備が完了したら、いよいよ始めます。

ブログを例にすると、まず記事を書いて投稿しましょう。実行しないと何も始まりませんからね。ここで1点注意ポイントがあります。

それは『どういう考えをもって実行したかを考える』ということです。何も考えずに実行するのはNGです。どういう目的を持って実行したのかを明確にしておきます。

ステップ③R:Review(検証する)

実行した後はその検証です。実行した結果を確認します。

ブログで言えば、記事を投稿した後、PV数を確認する、収益性を確認する、といったことになります。

その時に『自分がどういった目的をもって実行したのか』を明確にしておかないと正確に評価ができませんので、そこは注意しておきましょう。

結局、PDCAとPDRはどっちがいいの?

要は『使い分け』が大切だと思います。

綿密に計画を立てて進めた方がいい事(受験勉強、TOEICの勉強、プログラミング学習)はPDCAサイクルを用いて、目標とゴールを明確にして進めた方が成功します。

一方でとりあえず挑戦してみないとわからないこと(ブログや投資など)はまずPDRで進めた方がいいというのが私の経験です。

ブログ執筆や副業などは、自分に向いているかもわからないですし、将来どうなるかもわからないですよね?そういったものはPDR法を活用して進めましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はPDR法について解説しました。『PDCAは古い』なんて言われていますが、全然そんなことはなくて、要は『使い分け』が大切です。

自分に合った方法で成長していきましょう。この記事が少しでも役立ってくだされば幸いです。

目標を達成するための方法【WOOPの法則を活用する】

目標達成率を上げる方法【If then planningを活用する】

PDCAサイクルとは何か?【日常生活でも使える考え方】

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IKE(池)

IKE Blogを運営しています。【経歴】大学院修了⇒会社員(メーカー勤務)⇒IKE BLOG開設/ 当ブログでは仮想通貨、オーディオブックに関する情報をメインに発信しています。読者の皆さまのためになる記事の執筆をしていけるよう精進していきます。

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